カジノ法案が可決されるとどうなる?日本に与える影響


最近ちまたでは「カジノ法案が・・・」って言ってるけど日本でカジノが出来る場所が増えるだけのことでしょ?と簡単に思ってないですか?


私も実際にそう思ってました。ギャンブルをあまりしていない私には関係ないって。でも何だか違うみたいです・・・。その内容をまとめてみました。

そもそもカジノ法案って何?詳しく教えて!



現在日本ではカジノは違法です。刑法で「賭博罪」として禁止されています。最近では野球選手が逮捕されていましたね。


カジノが違法でパチンコや競馬、宝くじが合法なのは意味がわからない!という人いませんか?でもよく調べてみると、「カジノ法案」は正式名称「IR推進法案」と言います。IRとは、日本語に訳すと「統合型リゾート」というわけです。


統合型リゾート・・・【カジノなどの娯楽施設、飲食施設、宿泊施設などが合わさったエンターテイメント施設】


つ・ま・り!カジノ法案とは、


「IR施設(統合型リゾート)を合法化することで、カジノを日本でも合法にする」


ということを目指す内容となる法案なのです。

カジノ法案のメリット





  • 経済的効果


  • ハッキリ言ってカジノは儲かります。カジノと言えば第一位はどこだと思いますか?


    カジノと言えば、もちろんラスベガス!


    と言った人は昭和です。


    世界で最も多くのお金が動いているのは、マカオです。4兆5200億円と世界で見てみても飛び抜けてダントツです。マカオのGDPは約5兆円ですが、GDPの約70%がカジノ収益なんです。そして、なんと国民の約60%がカジノ従業員!スゴスギ!


    カジノが日本に出来れば、その運営会社は莫大な収益を上げるでしょう。税収という面からも日本に貢献すると思います。また、カジノ法案は統合型リゾートですから、様々な施設が入ります。そのため潤う部分がたくさん出てくるのです。

    カジノ施設の建物や駐車場を作りますから、建設業が潤う。

    飲食施設も出来ますから飲食業が潤う。

    宿泊施設も入りますからホテル業も潤う。

    そしてそれらの施設で働く人が必要ですから莫大な雇用を生み出す。

    日本のカジノを求めて世界中から観光客が来る。

    カジノと他の観光地を合わせたツアーなんかも出来るでしょう。



    これはすごいことです。デフレと呼ばれる現在から、復活できるんですから。

    カジノ法案のデメリット





  • 治安
  • IR施設ができれば人が集まりますのでそれだけ犯罪も増えるでしょう。カジノは夜まで騒ぎますから治安上は良くないかもしれません。

  • イメージの悪さ
  • カジノと言うだけで悪いイメージを持つかもしれません。海外でマフィアの棲家になっているところもあるようなので悪いイメージを持っているのは仕方がないかもしれません。

  • ギャンブル依存症
  • IR施設のメインはギャンブルですから、依存症になるほどハマる人もいるかもしれません。


    ギャンブル依存症になる人が増えるから反対している議員もいるようですが、でもそれって自己責任じゃね?って思うんですよね。車に乗れば事故を起こす人もいたり、包丁を使えば手を切ってしまう人もいる。そこまで面倒見きれないですよ。


    そもそも自分で管理出来ない人がカジノに手を出すなよって話ですよ。これを実行できればギャンブル依存症なんていないんですけどね・・・。


    治安も悪くなるから・・・というのも海外と比べたらいけませんよ。そもそも日本は治安が良い国で知られています。銃も法律で持つこと出来ませんしね。銃がないという時点で海外と比べて相当治安が良いと思いません?カジノが出来たからって治安が悪くなるとは限らないし、国がしっかりと対策を取れば問題ないと思います。

    世界中のカジノVS日本のパチンコ






    知ってました?日本のパチンコの売上が約23兆円なのに対して、世界のカジノ総売上が約18兆円なんです。世界中のカジノが束になっても敵わないパチンコってすごすぎません?


    パチンコって全国に店舗が約1万2,000軒もありますから、ついつい暇な時に行ってしまいますよね。最近では1円パチンコも有りお財布に優しいともいえます。ギャンブルなのにお財布に優しい!?って今思ったでしょ?


    ギャンブルには還元率と言うものが有ります。つまりお金を払ってギャンブルをしていくら戻ってくるかという数字です。パチンコは平均的に85%の還元率になっていますので、1000円で遊んだら850円は戻ってくるという仕組みです。だからパチンコは負けたような気がしないまま、なんとなくお金がなくなっていくのです。


    次に還元率がいいのは、競馬・競輪・競艇で、70%~80%です。そして一番最悪なのは「宝くじ」です。なんと還元率45%!一番健全だと思ってたのではないでしょうか?実際私も宝くじがギャンブルという認識はなく喜んで購入してました。なのに一番儲からないとは・・・。


    ではカジノの還元率はどうでしょう。なんとカジノの還元率90~95%!意外とぼったくっていませんね、びっくりです。マシンの設定で還元率を変えることは出来ますが、思ったより良心的といえます。


    そんなカジノがある海外の方がギャンブル国と思うかもしれませんが、日本は30兆円弱もの売上を誇る世界一のギャンブル大国です。ですから今更統合型リゾートが増えたとしても、影響は殆ど無いでしょう。カジノができると、おそらく入場料を払ってギャンブルをするようになると思います。今までパチンコをしている人が、入場料を払ってまでするとは思えません。

    まとめ


    日本が目指しているのは、あの有名なシンガポールの「マリーナベイサンズ」。そんなリッチなカジノはどんな人が楽しんでいるのか?


    おそらく外国人観光客向けであることが想定されます。場所は限定され、入場料を取られる。もっと露骨に言うと、庶民は相手にしていない感じかもしれません。世界の富豪の為の運営と言えるでしょう。


    現実問題として、カジノにハマったとしても全国に1,2箇所しかないのですから頻繁に通うことなど出来ません。依存症になったら近所のパチンコでリベンジするしか無いのです。流れ的にカジノが流行ればパチンコも更に流行ることでしょう。


    このように経済効果はどっちにしろすごいことになると思います。これから日本がどう動くのか楽しみですね。

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