手取り年収300万生活は不幸?プア充実ライフの生き方と価値観

プア充実ライフ

今、プア充という生き方を選択する人間が増えています。年収や職業、住まいといった価値観にとらわれることなく、自分たちが心地よいと感じるライフスタイルを送り、お金では買えない贅沢をしている彼らの生活から、「本当の幸せとは何か?」を紐解いてみましょう。

プア充の定義とは



「プア充」とは、島田裕巳さんが書いた「プア充-―高収入はいらない―」という本から広まった言葉です。「言葉は聞いたことがあるけれど、実際はどんな人を指しているの?」そんな方の為に、まずはプア充の定義を見ていきましょう。


代表的な「プア充」層は以下の通りです。


<世帯年収が300万円以下の生活>


単身の場合は、およそ月収25万円~30万円、ボーナスなしで働いた場合の金額です。派遣社員などに多くみられる収入例でもあります。プライベートを充実させるため、残業や休日出勤などは、基本的に行いません。家族がいる場合も同じですが、夫婦ともにフリーターである例や、自給自足をしている例もあるでしょう。


<家や車などの資産を持たない>


プア充は年収が300万円以下のため、住宅ローンを組んで家を買うという発想がありません。安い賃貸物件に住み、移動は自転車で済ませたり、10万円程度で購入できる中古の軽自動車に乗ったり、といった人間が多いでしょう。今の生活に満足しているため、貯蓄を考えることもありませんが、コツコツ貯金して、自分へのご褒美を用意するケースもあります。


<家で過ごすことが好き>


プア充の多くが外出や外食を好みません。生きていくため、最低限必要な生活費を稼いだら、自炊をしながら、家でのんびり過ごしています。自分時間がたっぷりあるため、お金を使わない趣味をとことん満喫することができます。余計な物のない、シンプルで落ち着いた、居住空間に住んでいる人が多いでしょう。

「プア充」の幸せ度は?プア生活を始めるメリットをチェック!



「プア充生活」を送っている男女に話を聞いてみると、誰もが皆幸せそうな顔をしていることに気付きます。年収300万円以下の収入で、どうして貧乏思考に陥ってしまわないのか。「プア充」のメリットから、その理由を探ってみましょう。


<仕事ストレスがゼロだから毎日が楽しい>


現代人の多くが仕事でのストレスを抱えています。パワハラやセクハラ、残業に責任を問われる仕事などに追われ、「カラオケや飲み会で発散するしかない!」という人間も多いでしょう。


しかし、「プア充」は年収300万円レベルの仕事までしか行わないため、重要なポジションを任されにくく、本人も身を粉にしてまで頑張りません。


また、職場の雰囲気が悪ければ、さっさと別の仕事へ乗り換えることが可能です。「プア充」の求めるランクの求人は常に多数あるため、自分がやりたい仕事へ就きやすい点も魅力となっています。


<健康な生活が手に入る>


余計な仕事を嫌う「プア充」は、1日8時間程度の仕事が基本です。そのため、残業や不規則な勤務で、体調を崩すことなく生活できます。飲み会や接待とも無縁で、タバコを吸う人も少ないですから、心身ともに健康な体が手に入ります。


自炊をすることが多いため、添加物の少ない、栄養バランスの取れた温かい食事を毎日摂ることもできます。女子であればサプリメントやエステ、メンズであればジムなどに頼らなくても、良いスタイルを保っている人が多いのも「プア充」の特徴です。


<笑顔の絶えない家庭が作れる>


現在では、一家そろって「プア充」という家族も少なくありません。お金に執着してしまうと「老後の生活は?」「学費は?」とあれこれ気になってしまいますが、日本は年収300万円以下の世帯であっても、十分生活していくことが可能な国です。


親がゆったりとした気持ちで構え、子どもと過ごす時間も多い「プア充」の育児は、子どもの自己肯定感を高められたり、支え合うことで絆が生まれたりと、メリットの多いものになっています。


まずは「プチプア充」から始めてみよう


「プア充」生活に興味を持っても、そう簡単に今の仕事を手放したり、住まいを変えたり、といった改革は起こしにくいものです。そんな時には、できることから“プア充的思考”を取り入れてみましょう。


仕事に追われているなら、今の職場が本当に求めていた場所なのかを再考したり、残業と、それを行わなかった場合に楽しめるプライベートな時間を天秤にかけてみたりすることで、これまでと違った景色が見えてくるでしょう。


「車やマイホーム、ブランド品が手放せない」
といった経済観念も、ローンを返すために、無理をして働いていては、将来体調を崩してしまう場合もあるでしょう。贅沢をしなければ、自由な時間と健康の両方が手に入っていたかもしれません。


育児真っ最中で、「子どもの好きなものは、何でも買い与えている」という家庭も、もしかしたら子どもが求めているのは“モノ”ではなく親子で過ごすかけがえのない“時間”の場合もあるのです。


「最近疲れているな」
「頑張り過ぎているのかも」


と感じたら、このように、身の回りの一つ一つを、見直してみませんか?
日々の日常に、プア充スタイルを取り入れることが、時間にゆとりのある生活や、健康なな自分自身と出会える、良いきっかけになるでしょう。

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